造成工事

建物を建てられない条件の土地を整備したり、改良したりするのが造成工事です。一般の方にはあまり馴染みのない工事ですが、現在私たちが利用している建物や道路の多くは、造成工事を経て造られています。大規模な宅地開発の場合、工期は数か月に及び、関係する業者や作業員の数も多くなります。基本的に各工程を専門業者が分担するため、業者間の連携も欠かせません。

基本的な作業工程

  1. 地盤調査 

    地盤の強度や性質などを把握するための作業

  2. 整地・地ならし

    重機を使って圧力をかけ、土地を平らにする作業

  3. 伐採・伐根

    土地にある木を伐採したり、根を引き抜いたりする作業

  4. 地盤改良

    建物などの安全性を確保するために、地盤を適切な状態にする作業

  5. 盛土・切土・土留め

    傾斜地でよく行われる、土地の高さを調整する作業

  6. 残土処理

    工事中に発生した土を処分する作業

工事のポイント① 工事計画&現場管理

工期が比較的長く、天候の影響を受けやすい造成工事では、工期の遅れを防ぎ、分担された作業をスムーズに引き継ぐためにも、綿密な工事計画の立案と適切な現場管理が求められます。

工事のポイント② 未来の街づくり

造成工事の後には建物や道路、上下水道設備、電気設備などが建設され、人々が暮らせる環境が整えられます。大規模な宅地開発では、街が丸ごとひとつ完成するため、仕事に大きなやりがいを感じられます。

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